今となってはめでたくゴールドカードを数枚持てるようになった私ですが、Web関連企業に勤めるサラリーマンで年収はごくごく平均的。毎日残業をしてやっと５００万円を超すかどうか、という年収ですから、セレブと呼ぶには程遠いレベルです。

そんな私がゴールドカードを持ちたい！と思ったきっかけは、大学時代の友人と数年ぶりに会い、ホテルで会食したときのことでした。

私は新卒入社して数年働いた会社を辞めたばかりで、転職活動中でした。そんな私を友人が励ましがてら、行き着けの店があるからとホテルのラウンジへと誘ってくれたのです。かつての私にとってはホテルのバーで飲むなんてとんでもないと思いましたが、友人はCMでも名が知れている上場企業でバリバリに働く営業マンで、羽振りの良さを見せたかったのでしょう、予約も支払いも彼任せでした。何を飲んだか、何をしゃべったかも定かじゃないですが、会計の際に友人が財布からさっと取り出したゴールドカードだけは忘れられませんでした。

確か、JCBのゴールドカードだったと思います。

「ノーマルじゃ無理だけど、ゴールドなら割引があるからさ」と話す友人を見て、自分もいつかゴールドカードを持てる身分になりたい！と思ったものです。もう６年ほど前の話ですが・・・。

当時、私がゴールドカードに引かれた理由はその輝き、「ステータス」でした。

実際に数枚のゴールドカードの所持者となった今では、ステータスももちろん魅力ですが、各社それぞれが提供してくれる付帯サービスや、ブランドごとに異なるポイント還元率に関心を寄せています。

たとえば、私が持っているゴールドカードではどれでも空港ラウンジが無料で使えます。

ここで言う空港ラウンジとはクレジットカード会社が設置したスペースで航空会社によるラウンジとは異なるので注意が必要です。日本の空港ラウンジだとソフトドリンクくらいしか用意されていませんが、海外だと、航空会社とクレジット会社のラウンジが共用であることが多く、アルコールなども含めてドリンクはどれも無料、場所によってはホットミールが提供されることもあるほどの充実ぶりで、使わない手はありません。

空港をめったに利用しない人だとそのメリットはあまり感じないのかもしれませんが、出張で東京に行くことが月に数回はあり、長期休暇になると大体、あちこち旅行に行く私の場合は、ソフトドリンクとは言え、特別に用意されたスペースで、しかも無料でゆっくりと飲めるのはありがたい話です。

但し、高いステータスやポイント還元、無料空港ラウンジなど、ゴールドカードの特典について、皆さんも私と同じように魅力を感じるかというと、そうではありません。

・ 空港をよく利用するかどうか
・ 旅行時の障害保険は必要かどうか
・ ステータスの高さを重視するかどうか
・ マイレージを効率よく貯めたいかどうか
・ 年会費無料もしくは格安を希望するかどうか
・ よりよいサービスを受けたいかどうか

・・・などなど、人それぞれライフスタイルも価値観も違いますよね。

やみくもにゴールドカードを求めるのではなく、提供されるサービスの質も種類もクレジットカード会社によってさまざまですから、各社のメリット・デメリットを自分のライススタイルや希望と合わせて比較・検討した上で、取得に踏み切るのが妥当といえます。

●「実際に持ってみないとメリットが実感できない」なら、年会費が無料もしくは格安のゴールドカード
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というかたちで、本当に自分が欲しいメリットをねらい打ちで取得しましょう。